フィンランドの食べ物・グルメ
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日本にいると、中華料理とかフランス・イタリア料理の店はたくさん目にしますが、あんまりフィンランド料理の店ってないですよね(なんとなく何故かはわかる気がするけど…)。なので「フィンランド人って何を食べてるのか?」「フィンランド料理ってどんなものか?」ってあまり知られていないように思います。
フィンランドの食事の基本は肉と野菜とジャガイモorパンと一般的な欧米スタイルと同様ですが、フィンランド独自の(そして超独特の)食文化もあります。ただ、正直に言うと、フランス料理やイタリア料理、スペイン料理などと比べると、フィンランド料理は超地味です。地味だし、日本人にとっては「なにこれ……」となってしまうものも結構あります。
まあ、でも美味しいものもたくさんありますので…
以下に、フィンランドの食べ物で代表的なものを少し紹介します。※感想はあくまでも管理人個人のものです。フィンランドの食べ物についてのより詳しい情報は、ブログでも紹介していきますので、そちらもご覧ください。
サーモンスープ -クリーミーなスープで日本人にも食べやすい ー

やっぱり北欧はサーモンがたくさん獲れるようでして、サーモン料理が多いです。その中でも代表的な料理が、サーモンスープ。
サーモンをクリームで煮てディルというハーブを入れるだけというめちゃくちゃシンプルな料理。ジャガイモが入っていることも多いです。クリームシチューほどとろっとしていなくて、サラサラしている感じ。見た目ほどハーブも強くなく、日本人にとっては食べやすいと思います。
これは普通に美味しいのでおススメ。
トナカイ料理 -北部ラップランド地方の名物 -

↑ ※写真は子トナカイのステーキです。
サンタクロースのふるさとがあるフィンランドでは、トナカイが食べられているという切ない事実があります…(フィンランドの北部にあるラップランド地方にはトナカイがうじゃうじゃ居ます。おそらく知床にシカがうじゃうじゃ居て、食料にされている感覚と同じでしょう)。
で、トナカイ料理の定番はシチュー。と言っても、ビーフシチューのような液体ではなく、肉を細かくほぐして味付けをしたもの。マッシュポテトとピクルス、そしてコケモモのジャムが付け合せの定番。
「……ジャム!!??」
と最初管理人も思いましたが、トナカイの肉のちょっとした臭みをカバーしてくれて、美味しいです。味は、鹿肉に近い感じで脂分は少なくちょっとパサパサ。でも、鹿肉よりもやわらかくて、臭みは弱いと思います。
ラップランド地方では定番中の定番なので、ぜひ食べてみてください!
ライ麦パン -日本のパンのようなふっくら感ゼロ!-

フィンランドでは、ライ麦100%のライ麦パンがよく食べられています。マックでもライ麦バーガーがあるくらいです。
味は、すっぱくて、バサバサしてて、日本のふっくらしたパンに慣れているひとには微妙かも。日本で売ってるパンをめちゃくちゃ乾燥してる部屋に1ヶ月放置すればこの味になる気がします(侮辱ではない)。
フィンランド人にとっては、ソウルフードのようです。日本人の私の中では、確実に根付かないであろうフィンランドの食文化のひとつです。

フィンランドのマクドナルドにはライ麦バーガーがありました。
味は…………。普通のマックをめちゃくちゃ乾燥している部屋に1カ(ry
サルミアッキ -「世界一まずい飴」という異名がつくほど強烈な味 -

フィンランド人が好きな食べ物の中で理解不能なものNo.1が、サルミアッキというドス黒いお菓子。というか、フィンランド人以外はこれをお菓子とは呼ばないでしょう。
このサルミアッキの飴は「世界一まずい飴」という別名もありますが、フィンランド人は大好きらしく、飴やグミなど色々なものに加工されていて、スーパーやコンビニにたくさん置いています。
しかも、このサルミアッキが入っているお菓子(?)にはだいたいリコリスという草も一緒に入ってて、それがまたマズさを補強しています。味はクソマズですが、経験なのでぜひ一度食べてみてください。

ちなみに、サルミアッキ味のウォッカも発売されています。リアルサルミアッキよりも少しマイルドになっていて、こちらのほうがおいしい(?)ような気はします。
が、日本人の友達に振る舞って好評だったことはありません。
みんなが嫌いなものを「俺これイケるわ!」みたいに言っちゃう中二病のアイツに飲ませてやりましょう。
シナモンロール -かもめ食堂でも話題になった甘い菓子パン -

かもめ食堂という映画のなかでも取り上げられていた、シナモンロール。
カルデモンというシナモンの一種を使っていて、カルデモンロールと呼ばれる場合もあります。菓子パンのような甘い感じで、想像どおりの味です。フィンランド人はコーヒーをよく飲むので、コーヒーのおともにされています。
街のカフェには置いていることも多いので、カフェで一息つくときに一緒に試してみてもいいですね。
カレリアパイ -カレリア地域のやさしい味のパン-

ミルクで煮込んだおかゆをライ麦の生地で包んだパイ。カレリア地方の名物ですが、フィンランド全土で食べられています。
パイと言っても、イメージするようなサクサクしたものではなく、どちらかというとパンに近い感じ。卵バターをつけて食べるのが一般的です。ライ麦の生地がちょっとモサモサしてる感じですが、くせになる美味しさがあります。
カフェなどでも置いているので、食べてみてください。
いろいろな乳製品 -クリームチーズや乳飲料など-

フィンランド人はとにかく牛乳が大好き。フィンランドの牛乳の消費量は世界トップクラスで、消費量は日本の約8倍!
管理人も週末の買い物のときに、6カートンの牛乳を買い込みます。とにかくそれくらいフィンランド人は牛乳が大好きなので、乳製品も充実しています。
クリームチーズにも種類がたくさんあって、スーパーにいけば、クリームチーズだけがズラーっとならぶ棚があるんです。また、ピーマ(Piimä)という、飲むヨーグルトみたいなものもかなり色々な種類があります。ピーマは飲むヨーグルトよりもさらにサラサラしてて飲みやすく美味しいですよ。
フィンランドの食べ物について、日々ブログで紹介しています
フィンランドの名物料理の概要やレシピ、レストランなど食べ物についてのあらゆることをブログでも紹介しています。