フィンランド旅行時の医療について
medical service

「福祉国家フィンランド」とよく言われるほど、フィンランドは医療サービスがしっかりしています。日本のように、国民が納めた健康保険金で医療費をまかなっているので、公立病院では医療費はとても小額ですみます。
フィンランドに旅行中病気になってしまったら
万全を期していても、慣れない海外では、思わぬことで体調を崩してしまうことがあります。
とくに、フィンランドの冬は室内がとても乾燥するため、風邪にかかりやすいですし、外気が非常に冷たいので肺炎にかかりやすくなります。また、5月頃はシラカバ花粉も飛んでいるので、花粉症の人などは抗アレルギー剤がほしくなったりするでしょう。
フィンランドでの非常事態時の緊急ダイヤル 112
海外旅行時の大前提 -海外旅行保険には必ず入りましょう -
いくら福祉国家フィンランドであっても、医療費の負担が少ないのはあくまでも納税しているフィンランド国民です。もし、フィンランド国民以外が海外旅行保険に入らずにフィンランドへ旅行し、そこで交通事故に逢って病院に運ばれた場合、医療費はすべて請求されます。フィンランドに限らず、海外旅行に行く際は、必ず海外旅行保険に入りましょう。
クレジットカードのサービスの中にカード付帯海外旅行保険もありますが、保障内容は必ず確認してください。個人的には、カード付帯保険はあまり頼りにならない(気がする)ので、いつも別で海外旅行保険に入っています。
旅行会社や空港でも受付けてくれますが、ちょっと割高です。オンラインで加入すると相当安いので、そちらで入っておいて損はないと思います。
- 損保ジャパン
- AIU保険
管理人が今まで使ったことがあるのがこの2つ。今のところトラブルはありませんでした。医療サービス以外に、荷物を失くされたor壊された場合、遅延した場合など色々な保障があります(申し込みの際に確認してください)。
保険会社ごとに提携病院があるので、その場所も確認しておくと安心ですね。少なくとも、緊急時の電話サービスの番号は控えておくといいと思います。
フィンランドの病院
フィンランドには、公立病院と私立病院があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。
公立病院:医療費が安い。待ち時間が長い。最低限の医療サービスを受けられる。
私立病院:公立病院と比べると医療費が高い。待ち時間が短い。手厚いサービスが受けられる。
どちらも受診にはアポが必要です。旅行の際に病気になってしまったら、海外旅行保険の会社の緊急電話サービスに問い合わせて、適切な医療機関の紹介を受けてください。
フィンランドの薬局
フィンランド語で薬局は「apteekki(アプテーッキ)」といいます。だいたい店頭に緑の十字が掲げてあるので見つけやすいです。
病院に行くほど深刻ではないけど体調が悪い…というときは、薬局の薬を試してみるということも出来ます。フィンランドの市販薬も安全性が確認されたものなので、一応安心して使えます(ただし、日本人用ではないので、一度試して変だと感じたら服用は中止しましょう)。
店に入ると、薬剤師が居るので、症状を言うと、薬を選んでくれます。日本語は通じないので、英語もしくは必死にジェスチャーで伝えてください。
症状を伝えるときに役立つフレーズ(英語)
※太字のところにアクセントをつける
- ~があります。 - I have a ~(アイ ハヴ ア~)
- ~が痛いです。 - My ~ hurts (マイ~ハーツ)
- 熱 - fever(フィーバー)
- 頭痛 - headache(ヘッドエイク)
- 腹痛 - stomachache(ストマックエイク)
- 腰痛 - backache(バックエイク)
- 下痢 - diarrhea(ダイアリア)
- のどの痛み - sore throat(ソアスロウト)
- 吐き気 - nausea(ノージャ)
- 虫刺され - mosquito bites(モスキートバイツ)
- アレルギー - allegy(アレジー)